Da tanto tempo…

このブログを作成してから、早数年の月日が経ってしまった。

長年勤めた会社を辞め、語学留学という形をとってイタリアに来た。
そして、ミラノで生活を始めてからもうすぐ二年になろうとしている。

ミラノでは、ただただ語学学校に通い、それなりに友達付き合いというものをこなし、イタリア人の生態を理解すべくイタリア人と働ける仕事をみつけ生活費を稼ぎ、日々ただただしくしくと生きてきた。

もうこの年齢になると、他人との交流の中での悩みとかはある程度持たずに消化する方法を身に付けているので、

とはいえ、色々もちろんあったけど、

特に大きな問題も無く、家族や友人の応援もあって、問題なく生きてこれた。

ミラノで生活して、ちょっとイタリア国内やヨーロッパのほかの国を廻ってみて思ったことは、

ある程度の治安というか安全が確保されている以上、どの国に移っても、自分にとってはもはや大差が無いかもしれない、ということ。

あとはもう、個人的な趣味好みの問題になるであろう、と。

そして、そう思えるだけ、夢だったイタリアに住めた自分は心が満たされ、そして強くなれたのだと思う。

そう思うと、本当に思い切ってイタリアに渡ってきてよかった。

あのまま不満を仕事を続けていたとしたら、確実に自分は壊れていた。

大切に積み上げてきたものをいったん手放してみて、全然後ろ髪引かれなかったわけでもなく、でも、決断できた自分を労いたいし、

最終的には神様に「とっととイタリアにいかんかい」

と背中を押されるどころか蹴り上げられるようなことがあったので、

「わかってます、わかってますってば!」

とばかりに、それに従ってよかった。

そして今、三年目をイタリアで過ごそうか、日本に本帰国をしようか、まだ決意ができていない。

今の気持ちが、絶対イタリアに残りたい!でもなければ、日本に帰りたくない、、、でもないからである。

自然に、これにしよう!と思えるタイミングが来るのだろうか。

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