なんでイタリアにわざわざ来たの?
そういう質問を知り合った人から受ける。
第一の理由は、単純に自分に合うという直感で、一度は住んでみたかった国だから。
日本にいた時は、自分はなんだかずれてるよなあと思う事が多くて、友達もいるし仕事も楽しくやってたけど、なんだか自分はどこにも属してないような、そんな感覚だった。
アメリカに留学したときも、あとから思えば、日本よりも自分らしく生きられる国だったかもと思ったけれど、別にずっと住みたいとも思ってなかった。
だけどイタリアだけは、初めて訪れたときから、
ああ、ここでは息ができる。
そんな感覚に陥ったのだ。そして、帰国してからもずっとそれは続いていたし、イタリアに関する良いこと悪いこと色々聞けば聞くほど、この国に住んでみなければ。そんな風に感じたのだ。
2年目についにイタリアはミラノに来てみた。その時の感想は、正直、
「あれ、なんかイタリアに来た気がしないんだが。。。」
こんな感じで。多分ミラノが移民が多く住む、インターナショナル色の強い街であるし、アパートなんかもローマとかに比べると全然新しいものだったりするのでしょう。こてこてのイタリアン感は無かった。バスやメトロも全然たくさん走ってるし。
ただ、ドゥオーモを見た時だけは、
ああ、やっぱりここは、イタリアなんだ。。。。
と、とっても感慨深かった。
あれから2年。しくしくと暮らして、スリや窃盗などの大きなトラブルも無く、そしてまた、滞在許可証更新をするかしないかの選択を迫られている。
イタリアに住んでみる。
20代の頃からやってみたかったことをやり遂げられたこと。協力してくれた親に、背中を押し続けてくれたすべての人に、心から感謝したい。
さて、本当にこれからどうしようか な。
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